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力の君

思いの外早くデュアルLGA2011-v3のマザーボードを入手することができたので、これを収めるかっこいいケースを作り始めよう。

しかし床に転がっているLGA1366のMacProたちは殺すわけにはいかず、ひとまずヤフ◯クで献体を漁る。
MacPro2006なら安いかなと思ったけど型落ちしても値は落ちないMacの特性から結構値上がりする。
たまに中身が大幅に欠品したやつが安価に終了するのだが、それを待って数週間無駄にするのもいかがなものか。

ということで増えた銀筐体。
IMG_1725.jpg

4隅がせり上がったこの形、真ん中で自己主張するリンゴマーク・・・。

これはまさしく

IMG_1726.jpg

MacPr.... ではなく PowerMac G5 !!!


さすがにパワマG5とありゃ恒常的にそれなりの価格で買えるので待つよりはさっさと買うことができる。
改造を中止してもバラして部品を売れば1000円位の損失で収まるし。


しかし思ったより汚い!一応歪みが無いことは出品写真で確認したけど。


こんなくらいなら大学の粗大ごみんとこで何回か見かけたのでそんときに回収しちゃえば無駄金払わずに済んだのか?
でも重い物を運ぶ労力とか考えたらパワマくらいなら買っても損にならないかもしれない。

ちなみに出品ページには内部写真がなかったのでこのパワマはCPUおみくじになっている。
説明ではOS無しマークが出るということなのでクリティカルなパーツは欠品していないようだ。
なおG5はシングルCPU空冷・デュアルCPU空冷・デュアルCPU水冷の三パターンが存在する。大学に自生する機体はほとんどデュアル空冷で、一回だけデュアル水冷を見たことがある。


さあ何が出るかな?デュアルCPU水冷が入ってたら大当たりってことで。


パカっとな


IMG_1727.jpg


シングル空冷だった・・・・。

まあCPUがどうであれ役に立たないことには変わりないので気を取り直してこいつでジャンカツしよう。
不可逆にバラしてしまうまえに、まずは動作確認をする。パーツにして売るときに動作確認済みにして少しでも多く元を取り返すためなのと、一応初パワマなので記念に。

10.7 Lion以降はMacOSはAppleIDを持っていれば無料で入手することができるようになったが、確か10.6 Snow Leopardまでは多少の金を出してインストーラディスクを買う形式だった。でもWindowsとは違ってライセンスはとくに認証もなくハードウェアさえ持っていれば良いものなので、パワマG5が2003年6月発売だから・・・OSX 10.2 Jaguar・・・?
とくに考えるまでもなくPPCサポート最新の10.5 Leopardにする。

光学ディスク経由は面倒くさいし、二層DVDを焼けるドライブが確かうちには存在しないのでUSBでいく。
まずOSXが動く機体(うちは手っ取り早くMBP)にUSBメモリを挿入。OSXバージョンは何でもOK。
PPC時代はブートディスクがGPTではなくAppleパーティションであったので、USBメモリをまずディスクユーティリティからAppleパーティションでフォーマット。
続いてインストールディスクのイメージをUSBメモリに復元すれば・・・いいのだが、ディスクユーティリティではエラーが出たのでCarbon Copy Cloner(試用版)でコピーする。GPTではなくAppleパーティションなので警告が出るが無視してOK。

そうしたらパワマG5にUSBメモリを移し、起動する。

依然としてOSが見つからない旨のはてなマークが出てきて諦めかけたが、とりあえず放置してメインPCで色々ググってるといつの間にかインストーラが起動していた。

IMG_1728.jpg
プラグ・アンド・プレイが微妙な具合で、起動時にマウスはちゃんと刺しておこう。

MacBook Proくんからインターネット共有を提供され、Appleのホームページに接続するパワマG5くん。
IMG_1729.jpg
古いブラウザなので色々と表示が崩れてしまっている。

そんなことはさておきシステムプロファイラを開いて機種情報を確認する。
IMG_1730.jpg
PowerPC 970ってことは・・・2003年発売の初代か。
じゃあシルバー筐体が初めて世に出た機体なわけで、記念すべき機体なのかもしれない。


IMG_1731.jpg

一応増殖したPro系Macで集合写真をとりつつ、

バラして洗う。
IMG_1732.jpg
ついでに耐水ペーパーで傷部分のバリを削っておく。

そこから色々ネジを外していけば大きな2パーツへと分解される。
IMG_1733.jpg
G5はMacProに比べて奥まったネジが少なく、また仕切り板の構造的にも分解が簡単にできた。

パーツを並べて大きさの見当をつける。ギリギリで9スロット入りそう。
IMG_1736.jpg
G5は光学ドライブが1基という都合上、2基搭載のMacProに比べて上部スペースが狭い。代わりに下部スペースは広く、そのため横に通っている一本のフレームが拡張スロットと重ならずに済む。MacProだと9スロットどころか7スロットでもフレームが拡張スロットに重なり、PCカードを脱着するためにネジを外すのが非常に大変なのでこの点はG5の長所である。
また、MacProではmATX以下でない限り基本的に仕切り板をぶちぬくことになるのだが、SSI EEBサイズともなればマザーボードが光学ドライブの存在する領域まで進出してしまう。
G5ならばこの通りマザーボードが下部に全て収まるのでマザーボードと上部スペースの干渉がなくなるメリットもある。XL-ATXやHPTXだとどうなるんだろう?

背面についても検証。内部スペースにおいては優位に立つG5であるが、背面の流用性ではMacProに負ける。
IMG_1738.jpg
というのもファンの穴がど真ん中にあるせいでバックパネルの縁が必ず穴に当たってしまう。
電源の穴は下にあるが、電源の下配置をしたところでファンの穴にまたぶつかる。
というか9スロットってミドルタワーサイズに重ねるともはや違和感を感じるほどに拡張スロット領域がデカすぎるような?
どう見ても普通のフォームファクタのボードが入ってそうには見えないよね。いやSSI EEBだから普通じゃないかもしれないけど、ATXを横に伸ばしただけだから汎用の範疇ではある。
(フルスペックATXいわゆるHPTXは拡張スロットは11本である)


さて、改造ではファンは必然的にMacProや普通のタワーケースのように偏った配置となる。
IMG_1739.jpg
こう置いても赤枠の部分の穴を全ては隠せないので、背面は切り落とした板を並べ替えての大規模な再構成が発生する。
従ってパテ盛りと塗装はどのみち必須事項となり、だから多少の傷や汚れは気にしなくて良いんじゃないかなぁと。


何をどう配置するかはインターネットで作例を色々参照すると非常に効率の良い転置をやっている人などがおり、自分で考えるよりいっぺん他人のを眺めてみたほうがいいかも。

そんな製作例たちを参考にしつつ、色調補正で色を変えて色々比べると、
やはり黒と金で分けるのがしっくりくる感じがする。これだと金じゃなくてただの黄色っぽいけど。
g6.png
サイドパネルは穴を繰り抜いて透明アクリルを貼ればいいかなと。傷を削っていたらなぜかパネル側だけリンゴマークまで削れてしまったので。

んでぼちぼち工具とか一新して削り始める感じ。
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